【買い物中も転ばない】お店の中で転ばないために注意したいポイントを解説します。

2024/05/10

店舗 転倒予防 買い物

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買い物中は、商品棚だけではなく足元も見てください

本記事の対象

スーパーやコンビニなど(次からお店と書きます)で買い物をする全ての世代の方

本記事で伝えたいこと

・お店の中は、雨の日でなくても床が濡れていることがある。
・買い物に夢中になっているので、気付かずすべって転んでしまう。
・お店ではご自身の足元にも注意して、転ばないように気を付けましょう。

 
こんにちは。
理学療法士の「わい爺」と申します。

お店で買い物している時、すべったりつまずいたりして危ない思いをしたことはありませんか?

買い物に夢中になっていると、足元に注意することはほとんどありません。

実は、野菜から落ちた水などで床が濡れていることがあります。
その他にも野菜くずや食材が落ちていたりもします。




野菜から落ちた水ですべって転んで、裁判にまで発展してしまった事件があります。
裁判で勝ってお金をもらっても、怪我が残るのは自分自身です。

今回の記事では、お店の中で転ばないために気を付けたいポイントをご説明いたします。
知っているのと知らないのとでは、心構えも違ってきます。

楽しい買い物でつらい思いをしないためにも、今回の記事がお役に立ちましたら幸いです。

消費者庁の調査報告

  • 出典:消費者庁ウェブサイト(平成28年12月7日)

  • 内容:お店で買い物中に転んだ件数

  • 対象:0歳~80歳以上

  • 期間:約7年(2009年9月~2016年10月末)

  • 件数:602件(1年で約90件)

お店で転ぶのは女性が多い

出典を参考に筆者が作成

お店ではすべって転ぶことが多い

出典を参考に筆者が作成

お店ですべって転ぶのは床が濡れているから

出典を参考に筆者が作成

床が水で濡れていたためにすべって転んでしまったのは、350件中262件(約75%)でした。

床が水濡れしやすい場所

※消費者庁の資料を切り抜いて紹介しています。








これらの場所では足元が水で濡れているかもしれないので、十分に気を付けてください。

店員さんが気付いていない場合は、声をかけて拭いてもらいましょう。

お店で転んで裁判に

・内容:60代男性が野菜売り場で転び、腕の骨を折った。
・男性:「転んだのは床が濡れていたからだ」
・お店:「床が濡れていたとは考えにくい」
・裁判所:「お店に責任がある。賠償額は約2,100万円。」
・判断:お店ではサニーレタスをあらかじめ水につけてから販売していた。

そのサニーレタスを買い物客が台から取り出すときに水が垂れることが繰り返され、床が濡れたと考えられる。


開店から事故が起きる午後1時すぎまでの間に垂れた水を清掃していた形跡はなく、床が濡れる可能性をわかっていたのに、店側が対応を取っていなかったと判断した。

賠償額は、男性が1人でバームクーヘン店を営んでいて、腕に障害が残り仕事ができなくなったという主張が認められたため。慰謝料のほか、収入への影響などが考慮された。

男性が足元に注意を払っていれば事故を防ぐことができた』として、男性にも2割の責任があったと判断された。

被害者にも責任があると判断される要素として、足元に注意していなかったということはよく挙げられます。
引用サイト:NHKウェブサイト(2021年8月25日)


買い物中に足元を確認するのはご自身の責任になってしまいます。
今回の記事をお読みいただいた今から、買い物中でも足元を確認する習慣をつけましょう。

まとめ

  • お店の中は、雨の日でなくても床が濡れていることがある。

  • 買い物に夢中になっているので、気付かずすべって転んでしまう。

  • 店員さんに声をかけて拭いてもらう。

  • 裁判になっても、あなたが足元に注意していなかったと言われてしまうかもしれない。

  • 裁判で勝ってお金をもらっても、ケガが残ってしまうかもしれない。

  • お店では足元にも注意して、転ばないように気を付ける。


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最後に

転ばない。
怪我しない。
健やかな日々を過ごされることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。



参考・引用サイト

消費者庁ウェブサイト(2016年12月7日)

NHKウェブサイト(2021年8月25日)

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