【画像で解説】転倒予防に効果的な運動【自主トレの印刷にお使いください】

2024/05/17

バランス 筋トレ 自主トレ

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【自主トレ印刷用】転倒予防に効果的な運動【画像で解説】

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今回の記事で伝えたいこと

・65歳以上の方を対象に、転びにくい身体作りに役立つオススメの運動方法をお伝えします。
・ご家族やご友人にもご周知いただけますと幸いです。

こんにちは。
理学療法士のわい爺です。
私は2006年に理学療法士免許を取得しました。
本記事をお読みの皆様に、私のこれまでの体験から得られた知見を共有いたします。

  • 片足で立ってズボンが履けなくなった。
  • 何も無いところでつまづいた。
  • 手で支えないと立ち上がれない。
  • 歩きがゆっくりになった。

これは、身体のバランスが保てなくなったり、足腰の力が衰えたりして、転ぶ危険性が増えたサインです。

転ぶと、打ちどころによっては骨折してしまいます。
骨折をきっかけにさらに足腰が衰えると、外出や趣味、家事など今までできていたことができなくなるかもしれません。
転んでしまう危険性に早めに気づき、対策が必要だと考えています。

そこで今回は、転びにくい身体作りに役立つオススメの運動をご紹介します。

まずはどれか1つでもいいです。
運動をする習慣を身につけていきましょう。


画像は椅子からの立ち上がり運動をしているおじいさんです。

今回の記事で紹介している運動は、重り(アンクルウエイト)やゴムチューブを使うようオススメしています。

  • 最初は重りやチューブは使わず運動に慣れる。

  • 次に100円ショップなどの安価なもので重りやチューブの抵抗感を試してみる。

  • その後は下でご紹介しているような、しっかりと重さのある物を使ってください。

ご自宅で行う運動に慣れてきたら、ぜひご準備をお願いいたします。


※病気や障害によっては運動が適さない場合があります。
すでに病院にかかっている方は、医師に運動をしてもよいかどうか確認をお願いします。

バランスを保ちやすくする運動

片足立ち運動

  • 右足だけで10秒立つ
  • 左足だけで10秒立つ
  • それぞれ10~15回行う

画像は椅子の背もたれにつかまって片足立ちをしている様子です。右足で10秒、左足で10秒。1日10から15秒行いましょう。

支えがないとふらつく方は、椅子の背もたれやテーブル、手すりなどにつかまって行う。
転ばないように十分気を付けてください。

▼参考記事

筋力をつける運動

立ち上がり運動

  • 椅子に腰かけた状態から立ち上がる。
  • 立ち上がったらゆっくり腰掛ける。
  • 10~15回繰り返す。
  • 少し休んでさらに10~15回行う。

画像は椅子から立ち上がり運動をしている様子です。椅子に腰かけて、手を胸の前で組んで、ゆっくり立ち上がり、ゆっくり腰掛けることを繰り返す運動です。1日10から15回を2セット行いましょう。ふらつく時はテーブルに手をついたり手すりを持ったりして転ばないように気をつけてください。

手の支えはできる限り少なくします。

  1. 手すりにつかまる
  2. テーブルに手をつく
  3. 太ももに手を置く
  4. 胸の前で手を組んで行う

無理して転ばないように、安全に気をつけて行ってください。

足を横に開く運動

  • 椅子の背もたれやテーブル、手すりなどにつかまって立つ。
  • 立ったまま足を横に広げる。
  • 右足で10~15回、左足で10~15回繰り返す。
画像は椅子の背もたれにつかまって足を横に持ち上げる運動をしている様子です。右足で10から15回、左足で10から15回行いましょう。
画像は椅子の背もたれにつかまって足を横に持ち上げる運動をしている様子です。足首に重り(アンクルウエイト)を付けています。右足で10から15回、左足で10から15回行いましょう。
画像は椅子の背もたれにつかまって足を横に持ち上げる運動をしている様子です。足首にゴムチューブを巻いて抵抗感を増やしています。右足で10から15回、左足で10から15回行いましょう。

膝を伸ばす運動

  • 椅子に腰かけて、できるだけまっすぐにヒザを伸ばす。
  • ゆっくり元に戻す。
  • 右足で10~15回、左足で10~15回繰り返す。
画像は椅子に腰かけて片膝を伸ばす運動をしている様子です。右足で10から15回、左足で10から15回行いましょう。
画像は椅子に腰かけて片膝を伸ばす運動をしている様子です。足首に重り(アンクルウエイト)を付けています。右足で10から15回、左足で10から15回行いましょう。
画像は椅子に腰かけて片膝を伸ばす運動をしている様子です。足首にゴムチューブを巻いて抵抗感を増やしています。右足で10から15回、左足で10から15回行いましょう。

つま先を持ち上げる運動

  • 椅子の背もたれ、テーブル、手すりなどにつかまって立つ。
  • つま先をできるだけ高く持ち上げる。
  • ゆっくり戻す。
  • 両足同時に10~15回繰り返す。
  • 立っていられない場合は座って行っても良い。

画像は椅子の背もたれにつかまってつま先を持ち上げる運動をしている様子です。両足同時に10から15回行いましょう。

かかとを持ち上げる運動

  • 椅子の背もたれ、テーブル、手すりなどにつかまって立つ。
  • かかとをできるだけ高く持ち上げる。
  • ゆっくり戻す。
  • 両足同時に10~15回繰り返す。
  • 立っていられない場合は座って行っても良い。

画像は椅子の背もたれにつかまってかかとを持ち上げる運動をしている様子です。両足同時に10から15回行いましょう。


ウォーキング

  • 10分以上が目標。
  • 外歩きがオススメです。

画像はウォーキングをしている様子です。屋外を10分以上歩くことがオススメです。

ふらついたり、歩きがゆっくりで外歩きに不安がある時は、杖などを使いましょう。

▼参考記事

今回ご紹介した運動をすべて行うのが難しければ、バランスが安定しやすくなる運動から順番に行ってください。

1回の運動にかける時間

1日15~20分。
週当たり2時間以上行うことが望ましい。

いつまで運動を行えば良いのか

6ヶ月以上続けると効果が実感できると思います。
ただし、特別な理由がなければできるだけ長く続けましょう。
継続は力なり
長く続けることに意義があります。

では、長く続けることどう支援するのか。
現在はXで毎日運動を促すポストをしています。
 
ポストを見かけたら運動する。

ぜひそのような使い方をしていただけると嬉しいです。
運動の習慣づけにお役立てください。

 

出典

Sherrington C,  et al.:Exercise to prevent falls in older adults: an updated meta-analysis and best practice recommendations,NSW Public Health Bulletin 22(4) ,78-83,2011


Older Adults. N Engl J Med 382, 734-43, 2020

を参考に作成しました。

運動の種目や回数については諸説あります。
今回の記事では比較的信頼できる上記の論文を参考に作成しています。

まとめ


・転びにくくなるためにオススメの運動をご紹介しました。
バランスを保ちやすくする運動+筋力をつける運動+ウォーキングが、転びにくい身体作りに役立ちます。
継続は力なりです。できるだけ長く続けていきましょう。

補足

もう一つのオススメが、転倒予防教室や介護予防教室に通うことです。
お住いの地域の役所や包括支援センターに情報が集まっています。
お近くで運動教室が開催されていれば、ぜひ参加しましょう。

最後に

転ばない。
ケガしない。
健やかな日々を過ごされることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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画像は元気にウォーキングをしているおじいさんです


参考論文

Sherrington C,  et al.:Exercise to prevent falls in older adults: an updated meta-analysis and best practice recommendations,NSW Public Health Bulletin 22(4) ,78-83,2011


Older Adults. N Engl J Med 382, 734-43, 2020


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