Excelデータの作り方|EZRに読み込ませるためのデータの入力方法を理学療法士が解説



Excelって、つい自分の使いやすいように入力してしまいますよね。

でもそのままでは、EZRに読み込ませるときにエラーが出たり、うまく認識してくれなかったりします。

実は、EZRで扱えるようにするためには 「最低限のルール」 があるんです。

この記事では、そのルールに沿った入力方法をわかりやすくまとめました。

EZRに読み込ませるためのExcelの入力方法

一番上の行に項目の名前を入れる



上の画像のように、一番上の行にデータの名前を入れていきます。

どんなに長くなってもいいので、ずーっと横に入れてください。

途中で改行したりするのはNGです。


項目に対応したデータを入れていく



データは項目に対応するように、縦にずーっと入れていきます。

人数が増えるほど、縦にどんどん長くなっていきますが、気にしないでください。

こういう形にすることで、EZRに正しく読み込めませることができます。

パソコン画面で見やすいように改行したりしてはなりません。

とにかく縦に長くなるようにしてください。


Excelにデータを入力する際のルール

「男性・女性」は「0・1」で入れる

  • 男性は「0」
  • 女性は「1」


で入れてください。

逆でもいいですが、この記事は手順を解説する記事ですので、上の通りに行ってください。


病気などの「有無」は「0・1」で入れる

糖尿病の有無などの病気があるかないかをデータにする場合、「0・1」で入力します。

  • ない:「0」
  • ある:「1」


このように、その病気がある場合は「1」を入力します。


データの入力を楽にする小ネタ

年齢の入力を楽にする小ネタ




年齢のセルに以下のように入力します。

=DATEDIF(誕生日のセル,データ採取日のセル,"Y")


✅画像では=DATEDIF(G2,C$2,"Y")という式を使っています。

  • "Y"の意味:年数で表示
  • この"Y"を"M"にすると月数で表示
  • "D"にすると日数で表示


必要に応じて、"Y"、"M"、"D"を使い分けてください。


✅=DATEDIF(G2,C$2,"Y")のCと2の間にドルマーク($)があります。

これは、$の次にある「2」を固定するという意味です。

ここではあまり深く考えず、この通りにしてみてください。


ここまでが下準備です。

では、下の動画のように、年齢セルの右下にカーソルを合わせます。
カーソルがプラスに変わったところで、左クリックを押しっぱなしにします。
押しっぱなしにしたまま、下に下がっていきます。




このやり方で年齢が一気に入力できます。
(ドラッグと言います。)

時短になる小技ですので、ぜひやり方を覚えてください。


透析歴などの病歴の入力を楽にする小ネタ

先ほどと同じ方法なのですが、試しに「"M"」でやってみましょう。
Mは、月数です。

=DATEDIF(透析導入日のセル,データ採取日のセル,"M")


動画だと
=DATEDIF(I2,C$2,"Y")

では見てみましょう。





このようなまとめ方をするとEZRに読み込ませることができます。

参考になりましたら幸いです。

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