t検定について調べていて、「対応のある」とか「対応のない」とかの言葉が出てきて意味不明だと思ったことはありませんか?
実は、この区別さえわかれば統計の半分は怖くなくなります。
今回の記事では「対応のある」とはいったい何のことなのか、具体例を交えて徹底的に解説してまいります。
👉 対応のないとは?を解説した記事は下のリンクをご覧ください
「対応のある」とは?EZRで統計解析をするときに押さえておきたいポイントを具体例を交えて徹底解説
対応のあるとは?
同じ対象を2回測定する or 同じ人から複数条件のデータを取る場合
例:
- リハ前後で筋力を測定
- 右手と左手の握力
- 同じ患者に2種類の訓練を行った結果
- 歩行訓練前後でのタイム
- 同じ患者の右足 vs 左足
- 筋力リハビリ前後の歩行速度
- リハビリ前後の立ち上がり時間(TUG)
- リハビリ前後の握力
- リハビリ前後のバランス評価スコア(BBS)
- 左右脚の筋力測定(同じ患者の右脚と左脚)
- 左右手の握力比較
- 透析前後の血圧測定(同じ日に)
- 透析前後の体重変化
- 透析前後の血糖値(糖尿病併存例)
- インスリン投与前後の血糖値(同一患者)
- 運動療法前後のHbA1cの変化
- 透析前後の疲労感(VAS)
- 透析前後の運動耐容能(6分間歩行距離)
- 糖尿病患者の食事前後の血糖値測定(同日)
- 同じ患者の朝・夜の血圧測定
- 同じ患者の右手・左手の関節可動域(ROM)測定
- リハビリ前後のVASによる痛み評価
- 腎臓病患者の投薬前後の尿蛋白量測定
- 同じ患者の左右足の足趾屈筋力測定
- 透析治療前後の心拍数測定(同一セッション内)
対応のあるデータの差の検定を画像で表すと
対応のあるとは?いったい何のこと?について具体例を交えて解説いたしました。
イメージがわきましたでしょうか?
これってどっち?というご質問がございましたら、お問い合わせよりお願いいたします。
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