t検定について調べていて、「対応のある」とか「対応のない」とかの言葉が出てきて意味不明だと思ったことはありませんか?
実は、この区別さえわかれば統計の半分は怖くなくなります。
今回の記事では「対応のない」とはいったい何のことなのか、具体例を交えて徹底的に解説してまいります。
対応のあるとは?を解説した記事は👇のリンクをご覧ください
「対応のない」とは?EZRで統計解析をするときに押さえておきたいポイントを具体例を交えて徹底解説
対応のないとは?
別々の集団・別の対象を比べる場合、その集団は「対応のない」集団と言います。
言い換えると、「別々であること=対応のない」。
対応のない2群、対応のないデータという言い方もあります。
以下に対応のないデータの例を挙げていきます。
簡単な説明も加えますので、イメージがわきやすいと思います。
例:
- 男性群と女性群の歩行速度
=男性と女性は別々の人たちになりますので、これら2つは対応のないデータになります。
- 若年群と高齢群のバランス能力
=若年者と高齢者は別々の人たちになりますので、これら2つは対応のないデータになります。
- A病棟 vs B病棟の平均在院日数
=A病棟に入院している人と、B病棟に入院している人は別々の人たちになりますので、これら2つは対応のないデータになります。
- 運動器リハ vs 脳血管リハの比較
=運動器リハを受けている人と、脳血管リハを受けている人は別々の人たちなので、これら2つは対応のないデータになります。
- 患者群と健常群
=特定の病気にかかっている患者と、病気にかかっていない健常者は別々の人たちなので、これら2つは対応のないデータになります。
- 糖尿病無し群 vs あり群の平均年齢
=糖尿病がない人とある人は別々の人たちなので、これら2つは対応のないデータになります。
- 運動療法群と非運動療法群のバランススコア比較(BBS)
=運動療法を行っている人と、行っていない人は別々の人たちなので、これら2つは対応のないデータになります。
- 透析患者群と非透析腎臓病患者群の血圧比較
=透析患者と、透析はしていないけど腎臓病患者は、別々の人たちなので、これら2つは対応のないデータです。
- インスリン投与群と非投与群の血糖値比較
=インスリンを投与されている人と、インスリンを使っていない人は、別々の人たちなので、これら2つは対応のないデータです。
- 透析患者A病院群とB病院群の体重変化比較
=同じ透析患者でも、A病棟に入院している人と、B病棟に入院している人は、別々の人たちなので、これら2つは対応のないデータです。
- 糖尿病患者群と透析患者群の6分間歩行距離比較
=糖尿病患者と、透析患者は、別々の人たちなので、これら2つは対応のないデータです。
- 高血圧患者群と正常血圧患者群の血圧変動比較
=高血圧の患者と、血圧が正常な患者は、別々の人たちなので、これら2つは対応のないデータです。
- リハビリ実施群と非実施群の痛みスコア(VAS)比較
=リハビリを実施している人と、実施していない人は、別々の人たちなので、これら2つは対応のないデータです。
- 運動習慣あり群となし群の筋力比較
=運動習慣のある人たちと、運動習慣のない人たちは、別々の人たちなので、これら2つは対応のないデータです。
- 外来患者群と入院患者群の関節可動域(ROM)比較
=入院せず通院している外来患者と、入院している人は、別々の人たちなので、これら2つは対応のないデータです。
- 右利き群と左利き群の握力比較
=右利きの人と、左利きの人は、別々の人たちなので、これら2つは対応のないデータです。
- 腎臓病患者の投薬A群と投薬B群の尿蛋白量比較
=同じ腎臓病でも、Aという薬を使っている人と、Bという薬を使っている人は、別々の人たちなので、これら2つは対応のないデータです。
- 糖尿病患者の食事療法群と非療法群の血糖コントロール比較
=同じ糖尿病患者でも、食事療法を行っている人と、食事療法を行っていない人は、別々の人たちなので、これら2つは対応のないデータです。
- 介入病院群と対照病院群の平均在院日数比較
=同じ入院患者でも、特定の介入をしている病院に入院している人と、していない病院に入院している人は、別々の人たちなので、これら2つは対応のないデータです。
対応のないデータを比較するときに参考になるフローチャート
対応のないとは一体どういうことなのかを具体例を交えて解説いたしました。
イメージがわきましたでしょうか?
これってどっち?というご質問がございましたら、お問い合わせよりお願いいたします。
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