EZRを使って統計解析をしてみたい。
でも、まず何から始めればいいのか分からない…。
そんな方のために、この記事では
ダウンロードからインストール、Excelデータの読み込みまでを、ひとつずつ丁寧に解説します。
EZRは、無料で使える統計解析ソフトでありながら、医学研究に必要な解析が一通りそろっています。
「難しそう」「失敗したらどうしよう」と感じている方も大丈夫です。
この記事を読みながら進めていただければ、起動からデータ読み込みまで進めます。
私自身、学会発表や論文執筆でこのソフトを使ってきました。
とはいえ、最初から順調だったわけではありません。
インストールやデータの読み込みで何度も立ち止まりました。
同じように不安を感じている方が遠回りしないように、つまずきやすいポイントも含めて整理しています。
まずはここから、一緒に始めましょう。
EZRをダウンロード・インストールする方法
まずは、EZRの公式配布元である
自治医科大学附属さいたま医療センターのサイトにアクセスします。
公式サイトからダウンロードすることで、安心してインストールできます。
リンクを開くと、以下の画像のページに移動します。
画面内の「ダウンロード」と書かれたページへ進んでください。
※Mac版も公開されていますが、筆者はWindows環境で使用しています。
画面構成が多少異なる場合があります。
また、下記の方法でダウンロードがうまく進まない方は、👇の記事をご覧ください。
ダウンロードの手順
「ダウンロード(Windows標準版)」と書かれたリンクをクリックします。
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※Mac版もありますが、筆者はWindows環境で使用しています。
画面構成が多少異なる場合があります。
ダウンロードしてくださいと書かれたリンクをクリックします

ダウンロードが始まったら、完了するまで待ちます。
もし自動でインストール画面に進まない場合は、
右上のダウンロード履歴ボタン、またはダウンロードフォルダを開いてファイルを実行してください。
Edgeで警告が出る場合
Microsoft Edgeを使用していると、
「安全にダウンロードすることはできません」
という警告が表示されることがあります。
これはソフト自体が危険という意味ではなく、
ダウンロードファイルの仕様によるものです。
対処法は👇の記事で画像付きで解説しています。
ここで止まってしまった方は、そちらをご確認ください。
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「次へ」をクリックしてインストールを始めます
ダウンロードしたファイルを開き、
「次へ」をクリックしてインストールを開始します。
基本的には表示されるメッセージに従って進めれば問題ありません。
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インストールが完了したら「完了」をクリックします。
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「次へ」をクリック
EZRをインストールしていますというメッセージが出たら「次へ」をクリックします。
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「完了」をクリック
EZRのインストールは成功しましたというメッセージが出たら、「完了」をクリックします。
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デスクトップにショートカットが作成されていれば成功です。
これでEZRのインストールは完了です。
お疲れさまでした。
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※画像は2025年時点のものです。時期によって画面表示が変更される可能性があります。
まずはここから!EZRをダウンロードしたら最初にやるべき基本操作
デスクトップに作成されたショートカットをダブルクリックして、EZRを起動してみましょう。
起動すると、画面が2つ表示されます。
操作に使うのは、前面に表示されているウィンドウ(メニューが並んでいる画面)です。
もう一つはRのコンソール画面で、解析内容が表示される場所です。今は触らなくて大丈夫です。
まずは「画面が2つ表示されれば成功」と思ってください。

Excelデータを読み込ませる
続いて、Excelデータを読み込んでみましょう。

上部メニューから、次の順番でクリックします。
- ファイル
- データのインポート
- Excelのデータをインポート
この順番で進めれば、Excelファイルを選択する画面が表示されます。
ここでファイルが選べれば、インストールと起動は問題なく完了しています。
※ EZRに読み込ませるためのExcelデータの作り方は👇の記事をご覧ください
🔗 Excelデータの作り方|EZRに読み込ませるためのデータの入力方法を理学療法士が解説
データ形式が整っていないと、ここで読み込みエラーが起こります。
※ Excelがインポートできないときはデータの作り方のどこかでつまずいている可能性があります。その時は👇の記事をご覧になってつまずいているポイントを確認してください。
とても大事なポイントなので、迷ったときはこの記事に戻って確認してください。
マニュアルのように使っていただければ嬉しいです。
EZRでデータ解析をしてみよう
ここまでできれば、EZRの準備は完了です。
「t検定は聞いたことがあるけど、何をすればいいのか分からない…」という方は、まずは👇の記事をご覧ください。
t検定を行う前に知っておいてほしい前提条件(対応の有無・平均値の意味)を整理し、検定の流れをフローチャートで解説しています。
🔗 EZRでt検定を行う前に知っておくべき2つの前提|対応の有無と平均値の意味を理学療法士がやさしく解説
「なんとなく使う」から「意味を理解して使う」へ進むための一歩になります。
🔗 EZRでt検定を行う前に知っておくべき2つの前提|対応の有無と平均値の意味を理学療法士がやさしく解説
「なんとなく使う」から「意味を理解して使う」へ進むための一歩になります。
よくあるエラーとその対処法
Excelデータを正しく作ったつもりでも、EZRに読み込まれないことは少なくありません。
- ファイル名が全角文字になっている
- OneDrive上に保存している
- 余計な空白や書式が残っている
こうした理由で、インポートに失敗することがあります。
慌てなくて大丈夫です。
読み込まないときは、次の方法を試してください。
- 元のExcelデータをすべてコピーする。
- 新しくExcelを立ち上げる(空白のブック)。
- 空白のブックに先ほどコピーしたデータを貼り付ける。
- デスクトップに名前をつけて保存する。
- 名前は『半角英数』でつける。
- そのファイルをEZRにインポートする。
特に「ファイル名を半角英数にする」ことは重要なポイントです。
※ それでも解決しない場合は、原因別に詳しく解説したこちらの記事をご覧ください。
つまずくのは珍しいことではありません。ひとつずつ確認していきましょう。
🔗 関連記事
EZRにExcelをインポートできた後はいよいよ解析です。
下のリンク集では解析方法について説明していますので、ぜひ参考になさってください。
👇「 t検定の名前だけは知っている」という方に向けて前提条件を解説しました。
👇対応のある、対応のないについてより細かい具体例を出して解説しました。
👇 EZRで正規分布を確認する方法について解説しました。
👇 対応のある2群の差の検定についてフローチャートを用いて手順を解説しました。
👇 対応のない2群の差の検定についてフローチャートを用いて手順を解説しました。
👇 相関分析についてフローチャートを用いて手順を解説しました。
👇 SPPB、フレイル、サルコペニアを扱う予定の方へ
評価後の集計を効率化したい方向けの実践ツールです。
評価から統計へ|EZRは臨床の延長線上にある
統計解析は、突然どこかから始まるものではありません。
すべては、日々の臨床で行っている「評価」から始まります。
患者さんの状態を丁寧に測り、記録する。
その積み重ねが、やがてデータになります。
私自身、SPPBのような身体機能評価を継続してきたことが、統計解析(EZR)へと自然につながりました。
「評価」と「統計」は別のものではありません。
臨床の延長線上にあります。
評価から統計へつながる入り口としてのSPPBについては、👇の記事でやさしく解説しています。
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